エタニティリングを結婚指輪・婚約指輪などとして購入される前に知っておきたい11項目についてQ&A形式で解説。買ってからでは遅すぎる。その前にぜひ読んでみてください。
1.エタニティリングとは、どんな指輪でどのような種類があるの?
Q:エタニティリングとはどのような指輪ですか?
A:エタニティリングのエタニティは、英語で「eternity」と書きます。この意味は、「永遠」です。エタニティリングのデザインに込められた想いは「永遠の愛」です。
なんで、どうして「永遠なの?」かと申しますと、ダイヤモンドなどの宝石がリングの回り(全周)をぐるりと途切れることなく飾られているからです。この途切れないところが「永遠」を意味しています。
通常は、同じ形状(カット)で、ほぼ同じ大きさのダイヤモンドが飾られている指輪をエタニティリングと呼んでいます。エタニティリング=フルエタニティリングのことを言います。下の写真がエタニティリング(フルエタニティリング)です。写真ではさん然とキラキラと輝く様相はわかりませんが、それはそれは美しい輝きを解き放っております。まさに華やか、きらびやか、ゴージャスという表現がピッタリですよ。

プラチナ950・ダイヤモンド フルエタニティリング・共有爪留め
Q:他にも種類と言いますかデザインはあるのですか?
A:はい。他に下の写真のような「ハーフエタニティリング」がございます。
ハーフエタニティは、ダイヤモンド等の石がフルエタニティリングのおおよそ半分程度になります。
上の写真はハーフエタニティですが、指に着けたときに手のひら側にはダイヤモンドはございません。リングだけになります。でもサイズが合わなくクルリと回転してしまえば、フルエタニティリングに比べれば豪華さはやや落ちますが、普段使いとしてはハーフエタニティのうほうに軍配があがります。
Q:おすすめのエタニティリングはありますか?
A:ございます。
当社おすすめのエタニティリングは、「4分の3デザイン」の「トロワキャール(下の写真)」もございます。こちらもハーフエタニティという位置づけです。
下の写真は、ダイヤモンドがリングのどの位置まで入っているのかをわかりやすくするため、トロワキャールを切断したモデルです。右側(スマホでは2段目)は商品です。詳しくは、こちらのページをご覧ください。
2.エタニティリングはいつ頃からあるの?
Q:エタニティリングはいつ頃にデザインされた指輪なのですか?
A:18世紀にはフランスで存在していたとお聞きしておりますので、かなり古くからあるデザインということです。
3.エタニティリングは、結婚指輪・婚約指輪専用ですか?
Q:エタニティリングは、結婚指輪や婚約指輪指輪だけのものですか?
A:それだけではございません。他にファッションリング、ピンキーリングなどです。また、また結婚10年目、20年目などの記念のプレゼントして自由にご利用いただけます。
4.エタニティリングの魅力とは?
Q:エタニティリングの魅力とは何ですか?
A:それは、一粒の大き目なダイヤモンドとカラットが同じでしたら、一粒は小さいけれど数が多いため個々のダイヤそれぞれが反射し、その分美しいのです。また、一粒ダイヤのソリティアと比べれば普段使いにも適しています。
5、円いダイヤモンドはなんという形ですか?
Q:先ほどのエタニティリングについているダイヤモンドは円い形をしていますが、何か名称があるのですか?
A:この円いダイヤモンドの形(カット)を「ラウンドブリリアントカット」と申します。研磨された面は、全体で57または58面ございまして、ダイヤモンドカットの中でも最も美しい輝きをとき放つカットと言われておりまして、とても人気が高い形です。
Q:ラウンドブリリアントカットの他にもカットはあるのですか?
A:はい、ございます。ダイヤモンドのカットは、先ほどご紹介の「ラウンドブリリアントカット」。それ以外のカットを「ファンシーカット」と言います。そして、ファンシーカットには、たくさんの種類がございます。
代表的なカットとしましては、
- プリンセスカット
- エメラルドカット
- クッションカット
- ハートシェイプカット
- ペアシェイプカット
- オーバルカット
- ラディアントカット
- バゲットカット
- アッシャーカット
などがございます。ただしエタニティリングの制作で使用するとなりますと、いずれのカットでも制作できるわけではございません。ダイヤモンドのカットにつきましては、こちらのページをご覧ください。
6.ダイヤモンドをリングにセッティングする方法とは?
Q:このエタニティリングは爪のようなものでダイヤモンドがセッティングされていますが、これも名称がありますか?
A:このような爪で留められているものを「爪留め(つめどめ)」と言います。そして爪留めには、共有爪と4本爪留めがございます。先にご紹介いたしましたフルエタニティとハーフエタニティは共有爪留めです(上の写真のトロワキャールはレール留めです)。下に拡大してございますのが、4本爪留めです。
Q:他にエタニティリングはダイヤモンドをセッティングする方法はあるのですか?
A:はい。レール留めやパヴェ留め、フクリン留めなどもございます。こちらも写真でご確認ください。石留技法についてはこちらのページをご覧ください。

レール留め

パヴェ留め

フクリン留め
7.ダイヤモンドの数はサイズで違うの?
Q:指輪のサイズによってダイヤモンドの数は違いますか?
A:同じ直径のダイヤモンドを使用されるとしますと、指輪の外周が大きくなるにしたがってダイヤモンドの数は増えます。
そのためリングの地金材量も増えますし、ダイヤモンドの数も増えますので多少お値段は高くなります。
※当社はデザイン料金などいただくことのないオーダーメイドですので、ご希望のダイヤモンドの数やリングのどの部分までダイヤモンドを入れるなど、自由にオーダーいただけます。
8.エタニティリングに鑑定書はついてますか?
Q:エタニティリングにも鑑定書は付いていますか?
A:一般的には鑑定書は付いておりません。
一般的にエタニティリングに使用されるダイヤモンドは「メレダイヤ(小粒石)」と申しまして、0.15カラット以下のダイヤモンドです。
小さいダイヤモンドのため次に誤差が生じやすいこと。GIA(アメリカ宝石学会)のような鑑定機関では0.15カラット以下は鑑定を受け付けていないこと。
それとですね・・・。
鑑定を受けられるところでもエタニティリングには、たくさんのダイヤモンドが使われております。このすべてが鑑定を受けたものとなりますと、ダイヤモンドの価格だけではなくその鑑定料も含めての販売価格となりますので、それだけで大きな金額になってしまうからです。
9.自分用として購入してもいいの?
A:エタニティリングは、結婚指輪としてあるいは婚約指輪として購入してもとおっしゃいましたが、独身で自分用としてで購入してもいいのですか?
A:はい。
独身でファッションリングやピンキーリングとして。男性でもです。
男性でもオーダーメイドされて購入される方はいらっしゃいます。ファッション同様に自由に楽しんでご使用いただけます。
10.ダイヤモンドは取れませんか?
Q:これだけたくさんのダイヤモンドがありますと取れて失ってしまう感じがしますが大丈夫ですか?
A:確かに婚約指輪で代表的なソリティアのようなセンターストーンに飾られています大きめなダイヤモンドひとつと比べれば、外れる可能性は高くはなります。
ですから華奢な作りのものは避け、石留がしっかりとされたものをお求めになることが大事です。石留技法の技術もどこのショップでも同じではございませんので・・・。
Q:どの石留が取れにくいのですか?
A:やはり、外れにくいものとなりますと「レール留め」になります。
11.エタニティリングの購入にあたっての注意点とは?
Q:購入するにあたり、注意点はありますか?
A:はいございます。
フルエタニティリングは、サイズの修正が一般的にはできません。ダイヤモンドが全周にあるため、リングの切断してサイズアップとはいかないからです。

肉厚ならば削ってもサイズアップが図れます。
また、リングを削ってのサイズアップは華奢な作りではできません。その点当社の場合は、素材をふんだんに使ってリングを厚く作成しておりますので下の画像のように、2号くらいまではサイズアップが可能です。
Q:ハーフエタニティであればサイズ修正は問題ありませんか?
A:ハーフエタニティについては、上下3サイズくらいまでの修正なら問題ございません。それ以上となりますと、次のようなデメリットがでてきます。
サイズを大きくする場合はダイヤモンド同士の距離が短くなります。
もともと、ダイヤモンド同士は若干の隙間を設けてありますが、サイズを大きくするとダイヤモンド同士が当たる様になってしまいます。これはダイヤの割れや欠けの原因にもなります。
サイズを小さくする場合は、逆にダイヤモンド同士の隙間が開いてきます。そうなりますと石を留めている爪が掛からなくなってきたりダイヤモンド同士の隙間が大きく開いてしまいます。これはダイヤモンドの緩みや外れの原因になります。
このような理由から大幅なサイズ直しはリング自体にも負担が大きく掛かり破損の原因にもなりますので±1~3号位までを推奨しております。
Q:他にエタニティリングについて注意点はありますか?
A:ご覧いただいての通り、ダイヤモンドがたくさん飾られていますので、ぶつければ徐々にでもリングが変形してどうしても外れやすくなります。
また自転車に乗られる方は、ブレーキの握り等によって徐々に変形をきたすことがありますので注意されたほうがよいです。