エタニティとは英語で「eternity」と書き、「永遠」を意味します。当社エタニティの社名はまさにここからきています。リング全周が永遠と途切れなくダイヤモンドで飾られているので、このように名付けられたようです。
こうした意味からも、結婚してふたりの中が永遠と続くようにと、いろいろある指輪の中でも結婚指輪や婚約指輪で一番人気のリングとなっています。
とはいいつつもエタニティリングを実際に見たことがない人にとっては、イメージがわいてこないと思いますので、下にフルエタニティリングとハーフエタニティリングの写真を用意しましたので比較してご覧ください。※ハーフエタニティリングは当社の4分3ハーフモデルですので一般的なハーフとは違います。

フルエタニティリング真横からの画像
フルエタニティリング
4分の3のハーフエタニティリング
ハーフエタニティリング(4分の3モデル)
フルエタニティリング
フルエタニティリング
ハーフエタニティリング
ハーフエタニティリング

1、フルエタニティリングの特徴

フルエタニティリングの特徴は何と言っても、たくさんのダイヤモンドがキラキラと輝いていますので、ゴージャスな、煌びやかな、はなやかな 、 デラックスな、などの形容動詞がピッタリと当てはまります。

指輪がくるりと回転してもどの角度からでもダイヤモンドが見えるもの特徴です。
ハーフエタニティと比較すればダイヤモンドが多い分お値段は高くなりますが、ハーフエタニティといってもダイヤがフルエタニティリングの半分とは限りませんので、それほど違わない場合もあります。

2、ハーフエタニティリングの特徴

ハーフエタニティリングは、フルエタニティリングに比べてダイヤモンドが少ない分おとなし目になります。確かに真上から見ればほとんど違いはわかりませんが、他人が見るには真上からはほとんどありませんので、本当の意味でのハーフ(2分の1)ならばすぐにわかります。

反対の手のひら側は地金だけになりますので、フルエタニティに比べると寂しい感じはします。この点は、ダイヤが少ない分普段使いには良いという意見もありますが、どちらも指を使う作業時には注意する必要があります。

3、フルとハーフについて疑問に思うことなどについて解説

それでは、この項目からジュエラーとして30年経験してきた中でお客様からいただいたご質問やみなさんに知っていただきたいことを取りあげて解説します。

3-1、フルエタニティリングはサイズ直しができないって聞いたのですが本当ですか?

フルエタニティリングについては、一般的にはサイズ直しはできません。
そもそもリングの回りを石が埋め尽くしているためリング自体に手を入れることができないからです。

サイズアップをするとするならば、リングの内側の平面をやすりなどで削って内径を広げるしかありません。しかしながら、一般的にはエタニティリングはなるべく安く作るために海外での大量生産が多いためリング自体が薄く薄く作られています。そのためそのようなことをすれば強度を保てなくなり、すぐに壊れてしまいます。そういうことからどちらにしてもサイズ直しができないのです。

当社においては、リングを肉厚に作っていますので、内径を広げることでフルエタニティリングであってもサイズ修正が可能です。※1~1.5号位のサイズアップに限ります。ただし、注文時に希望された制作状況により出来ない場合もあります。

以下はハーフエタニティリングのサイズ修正の2分30秒動画です。
こちらは、大きくするためにリングを切って、そこに新たに同じ素材を埋め込みます。大きなサイズアップにはこのようなことが必要になります。

動画の解説は英語ですが、プラチナ950のリングをどのようにして大きくしているのかよくわかります。

映像をご覧いただきますと、ダイヤの部分をピンセットでつついている様な場面がありますが、これは石の緩みをチェックしています。磁石のシーンは、プラチナや金は磁石につかないですよ!偽物は磁石に反応する物もありますよ!っていう意味です。ただ、磁石に反応したら完全に偽物ですが、偽物でも真鍮など磁石に反応しない物もあります。※はじめの数秒音楽が流れますので音量にご注意ください。

3-2、フルエタニティリングは、他の指輪と比べると地金が少ないためダイヤモンドが取れやすい?

フルエタニティリングは地金が少ないためダイヤモンドが取れやすいと考えてしまう方も多いのですが、そのような事はありません。

確かに、既製品ですぐに石が外れてしまうリングはありますが、造りが雑だったり爪が細かったり短かったりなど構造上の問題によるものです。

ただし、しっかり作ってある当社のエタニティリングでも、人によっては石の外れは生じます。これは、昔から不思議なのですが、リングが曲がって歪み易い人、石が外れやすい人がいます。

外れやすい、外れずらいは別として、どのような製品にも言える事ですが、いくら十分な厚みを取り強度を確保して作っていましても、使用中の衝撃や思わぬ力が加わりリングが歪んだり、石を留めている爪が磨耗して弱くなり石が緩んだり外れたりする場合もございます。

これは、一度の衝撃でなるものではなく毎日の積み重ねで衝撃や摩擦の蓄積で徐々に緩む感じです。しかし、状況により一発で破損する場合もあります。

その為に、当社では納品の際は以上の説明と時には点検をして頂き万が一、石の緩み等が発見されましたら石が外れて紛失する前に、ご使用を中止して修理の依頼を頂く様に案内をしています。

【参考】当社エタニティでは全ての製品で、石の紛失による修理は石の代金ご負担をお願い致しておりますが、石の緩みや外れで石が紛失せずにある場合は特に修理代金は頂いておりません。ただし、爪が折れて取れてしまったなど明らかに破損状況が悪い場合は修理代金が必要な場合もございます。

また、比べる相手にもよりますが当社のエタニティリングは他のリングと比べ地金が少ないと言う事もありません。

【参考】なぜ指輪は歪む(曲がる)

実験をした訳でないので、明確な回答ではありませんが、毎日の生活の中で考えられる事を下記にまとめました。

  • 自転車のブレーキ
  • 重い荷物を持つ
  • 棒状の物を握りしめる

私の体験談ではありませんが、カラオケを熱唱するあまりマイクを握って指輪が曲がった話を聞いたこともあります。
指に負荷をかける作業をするときには、エタニティリングは外しておいたほうがよいでしょう。

3-3、結婚指輪と婚約指輪を兼用にしてハーフエタニティリングだけでもいいの?

結婚指輪と婚約指輪を違うものにしないといけないものでもありません。実際に指輪と婚約指輪を兼ねてエタニティリングを選択する方もいらっしゃいます。

男性は、シンプルなストレートラインやオーバルデザインを選択、もしくは、女性と同じエタニティリングを選択される男性もいらっしゃいます。

3-4、フルエタニティとハーフエタニティの値段の差

同じグレード、同じ大きさのダイヤモンドを使用した場合には、ハーフエタニティリングのほうが石の数が少ない分、一般的にはお安くはなります。
ただし当社においてはそれほど大きな差はありません。と申しますのも、当社のハーフエタニティリングは、石の数が半分ではなく、基本は4分の3としているからです。
もちろんオーダーメイドですので、お客様のご要望により、下の写真のように、5分の4でも、3分の1程度でもいかようにもにすることもできます。

ハーフエタニティリング真横からの画像
4分の3のハーフエタニティリング
ハーフエタニティリング3/4

3-5、ハーフエタニティのダイヤモンド数は半分?

ハーフエタニティリングは、ハーフですから石の数はフルエタニティリングの半分というイメージを持ってしまいますが、必ずしもそうではありません。先ほどご紹介しましたように4分の3ハーフモデルもございます。

個人的な美意識とはなりますが、4分の3は、一番バランスが良く綺麗に見えると思うことからおススメしております。手に着けた場合、外した時全てにおいてです。

手を開いたり閉じたり、手には動きがあり常にリング上部のみが見えている訳ではありません。

手に着けた際は、閉じている時は石の少ない物でもそれなりに見えると思いますが、石の入っていない部分が多いと、手の動きでその部分が、チラチラ見えると私はカッコ悪いと思うのです。

外した時は一目瞭然です。半分しか入っていない物に比べてリングの形、バランス全てにおいて形が整っていて綺麗です。この辺りは満足度にも影響すると考えています。

3-6、フルエタニティもハーフエタニティもどんなサイズでも用意はされてはいない

既製品においては、フルもハーフも含めてすべてのデザインで、すべてのサイズを用意しているショップはありません。またサイズも0.5刻みでなくなく1サイズ単位でのショップもありますから、自分のサイズに合わせるために、デザインや、品質、ダイヤモンドの大きさなどいずれかで妥協することになります。

当社エタニティは、オーダーメイドですので、「少し大きめとか少し小さめでピッタリ合わない」などはありません。数字で表すのは実際には難しいですが、0.1号や0.2号刻みというイメージになります。

3-7、普段使いならダイヤモンドをぶつける心配があるので、ハーフのほうがいいの?

フルエタニティは石がぐるりと絶え間なく付いているため手作業が多いときには、どちらかといえばこちらの方が注意は必要です。

ハーフエタニティは、基本手のひら側は地金のみになりますので、その心配は多少減るでしょうが、人によっては、関節が太い指もあり、その関節に合わせるために指ではゆるくなり合わないこともあります。そうなれば結局回ってしまって手のひら側にダイヤモンドがくるので、フルもハーフも変わならいことになります。

またぶつけるのは手のひら側だけとも限りません。日常では手の甲側でも十分ぶつけたり擦れたりしていますので、ハーフもフルも変わりません。

ダイヤモンドは硬いが衝撃には弱いので、当たり所が悪ければ欠けてしまう可能性も出てきますので、どちらにしても注意は必要です。

3-8、ダイヤモンド(石)が外れにくいデザイン(石留)とは

リングと石をつなぐ役目は、石留(いしどめ)といい、いくつか形がございます。
爪留め(つめどめ)、パヴェ留め、レール留め、フクリン留め【伏せ込み留め(ふせこみどめ)などがあります。この中で外れにくいのは、両脇から挟み込むレール留めになります。次いで、フクリン留め、そして爪留めになります。

石留めについての詳細は、こちらのページをご覧ください。

爪留め
爪留め
パヴェ留めのエタニティリング
パヴェ留め
レール留めされたエタニティリング・プリンセスカット
レール留め
フクリン留め・ハートシェイプのエタニティリング
フクリン留め

3-9、リングの素材には何がある

リングの素材には、プラチナ950、プラチナ900、イエローゴールド、ピンクゴールド、ホワイトゴールドなどがあります。素材選択についてはこちらの記事に詳細があります。

3-10、どのようなデザインでも作成できるのですか?

出来合いの商品とは違い、オーダーメイドであれば、デザインは自由です。ダイヤモンドでも色のついたダイヤモンドを中心にして回りを小さなダイヤモンドで飾る。あるいは、誕生石を中心するなども自由です。またダイヤモンドの大きさ、形、グレード、石留めの種類、リングの素材なども自由に選択できます。

写真の品は、リング:Pt900、最大幅6.0mmx厚み2.5mm/約5.0gです。
石の部分は、ダイヤモンド41石、真ん中の青いダイヤモンドは、アイスブルーダイヤで7石、合計約0.80Ctです。

アイスブルーダイヤモンドを中心にしたエタニティリング
アイスブルーダイヤモンドを中心にしたエタニティリング

3-11、ハーフはフルに比べて隣の指の邪魔にならない気がする

ハーフはダイヤモンドが少ないので、そう感じられるでしょうが、そのようなことはありません。ダイヤがあろうが無かろうがフルもハーフもリングの厚みは変わりません。ダイヤの入っていない部分が薄く作られているなら別ですが、そうでなければどちらも変わりません。

また、ダイヤモンドがリングより大きくせり出していれば隣の指の邪魔になりますが、そもそもそれほどのダイヤであるならば、エタニティリングには向いていません。

3-12、やはりサイズ直しが心配

ハーフとフルで悩む方で一番多い相談はやはりサイズ直しの事を心配される方です。

3-1でも触れましたが、一般的にはフルエタニティはサイズ直しができません。フルエタニティの場合サイズを小さくするには、リングを作り変えるしかありませんが、当社のエタニティリングは十分な肉厚を取って設計してありますので、1~1.5号位のサイズアップはリング内側を研磨してして大きくする事ができます。ただし、注文時の希望状況により出来ない場合もあります。

ハーフエタニティの場合は、サイズ直しは可能です。大きくする事はもちろん小さくする事も容易にできます。ただし±1~3号位まです。「意外と直せないのね。」と思われたでしょうが、次のことを想像して頂くとご納得いただけるかと思います。

サイズを大きくする場合はダイヤモンド同士の距離が短くなります。もともと、ダイヤモンド同士は若干の隙間を設けてありますが、サイズを大きくするとダイヤモンド同士が当たる様になってしまいます。ダイヤの割れや欠けの原因にもなります。

サイズを小さくする場合は、逆にダイヤモンド同士の隙間が開いてきます。そうなると石を留めている爪が掛からなくなってきたりダイヤモンド同士の隙間が大きく開いてしまったりしてしまいます。ダイヤモンドの緩みや外れの原因になります。

この様な理由から大幅なサイズ直しはリング自体にも負担が大きく掛かり破損の原因にもなりますので±1~3号位までを推奨しています。

3-13、その他注意点

その他注意事項です。3点ほどございます。

3-13-1ホワイトゴールドについて

リング素材で選択できるものとして、ホワイトゴールド(WG)がございます。こちらは、18Kで、金が75%、他にパラジウムなど混ぜている合金です。また白く見せるためにロジウムメッキが施してあります。そのため使い方や年数によりますが、メッキが剥げてくることがあります。ですが、磨いてメッキをかけ直せばほぼ元通りにはなりますのでそれほど心配はいりません。

3-13-2、ダイヤモンドについて

ダイヤモンドは、固いというのは事実ですが、それはモース硬度のことを言っています。ダイヤモンドのモース硬度は10なのでルビーやサファイア(どちらもモース硬度は9)などの他の鉱物よりも固いのですが、それは、ひっかき傷に強いことを表しています。

しかし、先ほどもふれましたが、ダイヤモンドは衝撃には弱いのです。その証拠に金づち等で叩けば簡単に砕けてしまいます。ですので、エタニティリングを着けたときにはこの点に注意しておきましょう。

3-13-3、エタニティリングには鑑定書がつかない

世界的な鑑定機関であるGIA(アメリカ宝石学会)では、0.15カラット以上が提出基準とされています。
複数石を使用したエタニティリングは1石あたりの石が小さい為にこの基準以下になります。また、鑑定書を発行するには1石ずつ中央宝石研究所及びGIAで検査を受け製作する他に方法がなく全22石のエタニティリングは22枚の鑑定書を作成しなくてはなりません。その鑑定費用だけでも15万円以上になってしまいます。

ただし同じエタニティリングでも、1石0.15Ct位の大きさになると全石ソーティング付きで揃える事も可能となります。この場合は、鑑定書ではなく鑑別書(ソーティングデータレポート付)なら作成する事が可能です。

鑑定書と鑑別書の違いについては、こちらのページをご覧ください。

4、まとめ

いかがでしたでしょうか。永遠という名のエタニティリング。ゴージャス、煌びやか、はなやか 、 デラックスなどの形容動詞が似合うフルエタニティリング。少し控えめなハーフエタニティリング。それ以外にオーダーメイドならば、4分3や5分の4などのハーフもございます。

一般的には、フルエタニティは、サイズ直しができませんが、当社では厚めにリングを作っておりますので1~1.5号位のサイズアップに限り直しは可能です。

ハーフエタニティの場合はサイズ直しは可能です。大きくする事はもちろん小さくする事も容易にできます。ただし±1~3号位までです。

ダイヤモンドは、ひっかき傷には強いですが、衝撃には弱いということは覚えておきましょう。以上です。