女性は男性に比べて指輪に詳しい人のほうが比較的多いと感じていますが、エタニティリングについてとなると、女性でもその割合は高くありません。
そこで、これから購入を検討されている方やすでに購入して持ってはいるけど自分へのご褒美にもうひとつ検討されている方のために、どのような種類やデザインがあるのかについてジュエリー業界30年の桑原が書き綴ってみました。
エタニティリングのデザイン
エタニティリングのデザインを見た目とか種類と定義したとしますと、まずはフルエタニティリングとハーフエタニティリングに分けることができます。
フルエタニティリングとは、右の画像のようにリングの回りをぐるりと小さいダイヤモンドなどの石で飾った指輪のことをいいます。(スマホでご覧の方は下の画像になります)


ハーフエタニティリングは、左の画像のようにリングの半分を小さいダイヤモンドで飾ったものです。(スマホでご覧の方は、下の画像がハーフエタニティリングです。)
ダイヤモンドの石留め技法によってもデザインは変わります
また、フルエタニティリングとハーフエタニティリングいずれにしても、ダイヤモンドの「石留め技法」でデザイン的に大きくかわってきます。
留め方とは、リングにダイヤモンドを固定する為の技法の事を言います。
主に、爪留め、パヴェ留め、レール留めの3タイプが主流となっていて、他にフクリン留めなどもございます。
さらにそれぞれに、ダイヤモンドのカット(ダイヤモンドのカットの詳細についてはこちらのページをご覧ください)やリング素材がプラチナ、ホワイトゴールド、ピングゴールド、イエローゴールドなどでもデザイン的には違ってまいります。
それでは、エタニティリングと石の留め方それぞれの技法について写真付きでご紹介いたします。
共有爪留め(きょうゆうつめどめ)のエタニティリング
爪留めには、共有爪と4本爪があります。共有爪は、ダイヤモンドと隣のダイヤモンドを一組の爪で留めているものです。4本爪については後述しています。


下の画像は、共有爪でも爪と爪の間隔を狭めたデザイン

共有爪のオーバルダイヤモンドのエタニティリング
丸い形状のラウンド・ブリリアントカットのダイヤモンドではなく、楕円形のダイヤモンドもあります。この楕円にカットされたダイヤモンドはオーバルダイヤモンドと言います。
一般的なファセット(切子面)は、57、または58です。オーバルダイヤモンドのエタニティリングはこちらのページをご覧ください。

4本爪留めのエタニティリング
上のデザイン(マニフィーク)と下(ミニョン)のいずれも4本爪です。4本爪でも、当店ではこのように形状が違うデザインも揃えています。商品のお値段等はこちらでご確認いただけます。
4本爪のマニフィーク



4本爪のミニョン



パヴェ留めのエタニティリング
パヴェとは「石畳」のことを意味している言葉で、爪を掘り起こして留める技法です。



レール留めのハーフエタニティ
プリンセスカットダイヤモンドにレール留めをしたハーフエタニティリング。プリンセスカットのエタニティリング全商品はこちらでご覧いただけます。

ラウンド・ブリリアントカットダイヤモンドをレール留めのフルエタニティリング。

下のハーフエタニティリングは、一見レール留めに見えますが、彫り留めとなっています。

このようなデザインもあります。

角のないレール留め
先にご紹介しましたレール留めは、レールの部分が角ばっているのに対して、こちらは角のないデザインです。



フクリン留め【伏せ込み留め(ふせこみどめ)】の作品
石の外周を地金の輪で覆って留める方法です。フクリン(覆輪)留めは石を留めるフレーム(枠)状の地金を、打ちタガネやヤットコ、ヘラ等で倒して石を固定します。フセ込みとも言います。

↓ 指輪ではありませんが、こちらもフクリン留めになります。


ちなみに下の作品は、フクリン留め(伏せ込み留め)に似ていますが、レール留めになります。

ダイヤモンドの大きさによっても見栄えが変わります
デザインとは言えませんが、ダイヤモンドの一粒の大きさが違っても、見栄えが変わってきます。


エタニティリングのデザイン(種類)のまとめ
いかがでしたでしょうか。
エタニティリングひとつとってもたくさんのデザイン(種類)があることがおわかりいただけたかと思います。
おさらいしますと、まずエタニティリングは、フルエタニティリングとハーフエタニティリングに分けることができます。
次にダイヤモンドの形状によってもデザインが違ってきます。
円いカットのラウンド・ブリリアントカット、四角いエメラルドカット、ハート型のハートシェイプカット、楕円形のオーバルカットなどがあります。そしてリングにダイヤモンドを固定する為の技法、いわゆる石留め技法によってデザイン(見た目)は大きく違ってきます。
※ダイヤモンドのカットの詳細についてはこちらの「ハート&キューピッドって何ですか?」のコンテンツをご覧ください。
またここでは長文となるためご紹介しておりませんが、石をダイヤモンドだけではなく、サファイアなどの宝石と組合せてもデザインは違ってまいります。以上、エタニティリングのデザイン(種類)についてでした。
当社のエタニティリングの特徴1:デザイン
ハーフエタニティリングと言えば、通常はリングの半分ほどのデザインですが、当社のハーフエタニティは、下の画像のように黄色い部分の石も入れた4分の3ほどにしています。ハーフエタニティでありながらフルエタニティリングに見え、普段使いの良さを残すことができているのが特徴です。
※ 一般的なハーフエタニティリングのデザインに変更も可能です。

特徴2:牽牛な作りのリング
エタニティリングに限らず当社はどの商品においてもリングは「牽牛な作り」にこだわっています。

特徴3:リングの厚さ
一般的にはフルエタニティリングはサイズ修正ができません。
当社では、フルエタニティリングであっても2号アップくらいまでサイズ直しができます。その理由として、リングの厚さを「肉厚」に制作しているため、内側を削ることによりアップさせるすることが可能です。
特徴4:完成品のイメージ画像や動画を見ることができます
他県に住んでいる、あるいは時間が取れなくてご来社いただけなくてもご安心ください。
当社では、メール等で完成商品画像や動画作成をご案内しておりますので、ご自宅等でゆったりとした時間に見てイメージを膨らませることが可能です。
こちらのホームページ上でご紹介の商品以外でもご希望のデザインがございましたら、スマホで写した画像や手書きデザイン等をお送りくださればデザインをご提案致します。デザイン料は無料です。

コンピューター・グラフィックスでの完成イメージをご覧いただくことができます
このような感じで動画にて完成イメージを見ることもできますのでご安心ください
特徴5:ダイヤモンドの輝きと良心的な価格へのこだわり
同じカラットで同じ美しい輝きのダイヤモンドであっても価格はショップにより様々です。
それは仕入れ価格だけでなく、店舗運営費や広告費、人件費と言った固定費、さらに上乗せしている利益に違いがあるからです。
当社においてはダイヤモンドの仕入れに特徴がありますが、それだけでなく、デザインから原型は自社制作し、ネット販売を中心として広告費などの固定費を省いているため良心的な価格で販売していると自負しております。※ブランド品と同等の品質で制作しても価格は半分程度です。