結婚指輪(マリッジリング)にどんな指輪がいいのか、シンプルそれともエタニティリングのような派手目な指輪がいいのか迷っている・・・。エタニティリングがいいとは思っているけれど後悔はしたくない。正しい選択なのか迷いもある。どういうポイントで選択したらいいのかもわからない。
これらは、エタニティリングに限らずシンプルな指輪でも同じような疑問を感じている方はいらっしゃいます。どちらも同じ結婚指輪というのは共通していますので、他の商品とは違って買い替えして不満解消する事はできない為に、慎重に選択する必要はあります。
そこでここでは、エタニティリングに絞って、後悔されないよう選ぶ上で大事なポイントについて解説します。
1、エタニティリングにはフルとハーフがある
エタニティリングとは、リング全周が永遠と途切れなくダイヤモンドが飾られている指輪のことで、この輝きが途切れない事から愛が永遠に続くというキャッチフレーズと重なり、「永遠の愛」を意味する指輪として結婚指輪や婚約指輪の中でも「普段使いにもできるエンゲージリング」、「豪華な印象のマリッジリング」として人気です。
エタニティリングには、大きく分けてフルエタニティリングとハーフエタニティリングの2種類があります。石が全周に入っているリングを「フルエタニティリング」、半周程度石が入っているリングを「ハーフエタニティリング」と呼び、当社エタニティでは、全体の4/3程度に石を入れた「フルエタニティ」に見えるハーフエタニティリングが大変人気となっています。
結婚指輪としては、一般的にハーフが好まれる傾向がありますが、デザインや留め方を含め好みは人それぞれでの為にどちらが良いのかについては一概には言えません。必ずご満足頂ける物をお選び頂けましたらと思います。
エタニティリングに使用されるダイヤモンドに一つでも悪いダイヤモンドが入っていれば非常に目立ってしまう為に、石の選定には慎重に行います。さらには、石の直径を合わせながら、傷の度合いを判断し1石ずつ選定する事はハードルが高く気の遠くなる作業です。
当社エタニティでは、このダイヤモンドの選定が一番の肝となりますが、まずはほとんど世間に知られていないことがありますので、こちらからご説明いたします。
2、エタニティリングのダイヤモンドは他のダイヤとは分けて考えよう
Melee Diamond
・小さなダイヤモンド
エタニティリングの様に複数の小さなダイヤモンドを使用した製品のダイヤモンドは直径2~3mmの小さいダイヤモンドが主流です。0.1Ctで約3.0mmとなりますが、0.1Ct前後のダイヤモンドを複数使用した製品に鑑定を取ったダイヤモンドが使われることは基本的にありません。
また、一般的に0.15Ct位からグレーディングの取れているダイヤモンドが用意可能となりますが、鑑定書を作成するとなると複数のダイヤモンドを使用した製品では使用している個数分の鑑定書を作成する事になります。
そのために、その費用だけでも高額となりますので鑑定書を作成する事は殆どありません。しかし、グレーディング付きのダイヤモンドを用意した場合は「ソーティング」が付属となりますので4Cの証明が可能となります。
Sorting Report
・ソーティングとは
ソーティングとは、ダイヤモンドディーラーが中央宝石研究所に依頼をし、そこが発行する簡易鑑定の事です。鑑定書のような冊子にはなっておらず、 写真のように小袋にダイヤモンドのグレードが記されているもので、グレーディングレポート(鑑定書)との違いは、
エタニティリングなどの複数のダイヤモンドを使用した製品でも1石の大きさが0.15Ct位から全石ソーティング付きの品物を製作する事が可能です。また、ソーティングは鑑定書のような見栄えはありませんが、ダイヤモンドの4Cグレードを明確に特定するには十分なもので、 主に業者間取引では鑑定書ではなく、ソーティングが使われています。
海外のダイヤモンドディーラー同士のような業者間取引では、国際基準のGIA鑑定が使われますが、当社提携の中央宝石研究所の場合は国際的にも信頼があり日本のソーティングのまま取引されております。
以上のとおり、一般的にはエタニティリングに使われる0.15カラット以下のダイヤモンドはGIA(米国宝石学会)や中央宝石研究所など一流鑑定機関のダイヤモンドグレーディングレポート(鑑定書)が付かないため、ダイヤモンドをよく見て調べての購入判断が必要になります。といっても、小さなダイヤモンドは肉眼で判断がつきません。ですから一石一石を慎重に選んた上でジュエリーを製作している信頼のおける業者での購入やオーダーする事がとても大切です。
3、安さに釣られない事が重要!価格には必ず理由がある!
私共では、価格優先で他社製品を購入し後悔しているお客様のご相談を何度もお受けしており、その都度大変残念な想いをしています。プラチナやダイヤモンドなど国際的に相場は決まっており、安い物は品質が悪かったり、再生品など安いなりの理由が必ずございます。
また、一般的には品質を落とし作られた物が、品質が良い物の様に販売され、良い物を安く購入できたと錯覚されてしまう事が多くございます。高品質のダイヤモンドは貴重で高価であり価格には必ず理由がある事をご理解の上、ジュエリー選びをお楽しみ頂けましたらと思います。
当社では、ダイヤモンドや宝石の美しさを重視し素材選びから一つ一つ厳選致しており、宝石類の美しさだけでなく品物を製作する際には使用される方の事を一番に考え必ずご満足頂く為に心を込めて、しっかりした製品を製作する様に心がけております。
格安ジュエリーで取り扱っている粗悪なダイヤモンドは、そもそも価値が低く需要より供給が多い為に価格上昇の影響も無く安値で販売されますが、当社取り扱いのダイヤモンドは大変貴重で世界的に供給より需要の方が高く価格は常に上昇傾向にございます。
4、石留めの技法
石留めには爪留め、レール留め、フクリン留めなどいくつか種類がございます。結婚指輪として丈夫さを重視される場合はレール留めやフクリン留めが最適です。
5、リングの素材
リングの素材は、Pt950、K18YG、K18PG、K18WGです。プラチナの純度には国際基準があり、国際的にはPt950以上の物しかプラチナ製品と認められていません。当社エタニティではこの国際基準に従い、加工に高い技術を要するハードプラチナPt950を使用しています。
ゴールドは非常に柔らかい金属で、使い勝手の良さと美しさのバランスが取れたK18がジュエリーとしては一般的となりました。特に婚約・結婚指輪と言う特別な宝物は、Pt950、K18以外の製品は避けた方が良いでしょう。
6、リングの厚さは色々あれど、とても重要なこと
フルエタニティリングを販売しているところでは、ほとんどリングの厚さに言及していません。ホームページ上に掲載している2社は次のような厚さでした。その2社と当社の厚さの違いです。
- A社:厚さ1.6mm
- K社:1.5~1.6mm
- 当社の厚さ:約2.5mm
この厚さはj強度だけがメリットではありません。他にもうひとつ大きなメリットがございます。
一般的にフルエタニティリングはサイズ直しができない事は一般的に知られておりますが、唯一の方法としてサイズを大きくする場合のみリング内側を研磨する事により0.5~1号程度大きくする事が可能です。
しかし一般的には大量生産により薄く作られているためそのようなことをすれば壊れてしまうためこちらもできません。
ただし、当社でもお客様のオーダー内容によってはサイズ調整が出来ない場合もございます。事前にご相談頂けます様にお願い致します。
7、リング幅もそれぞれです
リング幅は、ショップによって取り揃えている品に違いがありますので、細目や太目のフルエタニティリングが欲しいと思ってもない場合がございます。一般的にはリング幅は2.0~3.0mmくらいが多く、種類も多いとは言えません。
リング幅はダイヤモンドのサイズにより異なりますので、大きなサイズのダイヤモンドであれば、幅もそれに合わせて太くなります。
当社の場合、基本的に爪留の場合 ダイヤモンドの直径=リング幅です。レール留の場合はダイヤモンド直径+1~1.5mmがリング幅です。ちなみに、二連エタニティリングを二本重ねたデザインなども作れますので、その場合はダイヤモンド直径x2倍の太さになります。どの様な大きさでも、お客様の想いを形にします。
8、結婚指輪をエタニティリングにしたときの不安
結婚指輪にエタニティリングを選んだ場合の心配事が、毎日身に着けると「ダイヤモンドが取れてしまうのが心配」と聞く事があります。確かに、軽量化された貧弱なリングの場合は、簡単に石が外れてしまう事もあるかと思いますが、エタニティでは、十分な強度や着け心地を最大限考慮した設計をし大切な宝物をお創りしていますので、このあたりの心配も少なくなるかと思います。
ただし、どんなに丈夫に創られた品物でも日々の生活の中で、石を留めている爪が擦り減り弱くなったり、小さな衝撃が蓄積して時にはリングが歪んだりする事で石留めが緩む事もございます。これは、人それぞれで、全く何事もない方もいれば、歪んでしまったりする方もいらっしゃいます。その為に、時には自ら点検をして頂きリングの歪みや石の緩みをチェックして頂く事が重要です。
デザイン面では「爪留め」より「レール留め」や「フクリン留め」などリングが石を挟み込んだものを選べば、その心配は限りなく小さいものとなります。
次に、「とても気にいっているエタニティリングなので、職場でも着けたいのに目立ちすぎて着けられない」、「接客業なのでエタニティリングは着けられない」の心配もあります。
就業規則に触れていなければ本人次第になりますが、「職場では規則に関係なく指輪は外す」との考えの人もいらっしゃいます。結婚指輪は四六時中着けるものとの固定観念ではなく、職場以外で着けるものとの考え方もございます。また、結婚指輪はシンプルなものにされて、ゴージャスにしたいときにはエタニティリングを重ね付けするとの考えもあります。
最後に、これらの心配も創意工夫しだいでなんとかなりますが、ダイヤモンドの品質で妥協したり、良く調べずに購入してしまうと本当に後悔しますから十分注意が必要です。こちらの関連記事として「後悔をしないダイヤモンド選び」を是非とも目を通して頂きたいと思います。
来店が難しい遠方の方でも安心。デザインは写真やサンプルで確認
ジュエリーは、お客様にとって大切な宝物。エタニティでは、お見積もり段階でお客様にご相談頂いた内容に基づきデザイン設計を完成イメージの写真をLINEやメールで簡単にご確認頂けます。そして、製作前の修正、変更はお客様がご納得頂けるまで何度でも行います。 ご要望をお伺いしながら写真の作成及びお見積もりをさせて頂き、品物の候補が決まりましたらサンプルをお送りさせて頂く事も可能です。
サンプルはプラスチック樹脂で製作した物になりますが、お客様のご要望に合わせてオーダーメイドで製作するものであり、大きさや雰囲気を確認する為には十分な物です。サンプルは店頭でご覧頂くサンプルと同じもので、ご自宅にいながらお好きな時間に店頭と同じサービスを受けられるとご理解を頂けましたら幸いです。ダイヤモンドに関しましては、別ページで詳しくご案内させて頂きますが、美しさには絶対の自信がございます。
遠方の為に来店頂けない方や、時間が取れなくてご来店いただけなくてもご安心ください。当社では、メール等で完成イメージをご案内しておりますので、ご自宅等でゆったりとした時間に見てイメージを膨らませることが可能です。ご希望のデザインがございましたら、写真や手書きデザイン等をお送りくださればデザインをご提案致します。