ダイヤモンドの色は何色?と問えば、「無色で透明・・・」と答える方は多いのではないでしょうか。
GIAの鑑定書上は、アルファベットのDからはじまりZまで23段階に分けられています。Dは無色透明で一番価値が高く、段々とZへと近づくにつれて淡い黄色になり価値も下がってきます。下の画像は、アルファベット4文字以外のグレードは端折っていますが、イメージはつくかと思います。

ダイヤモンドカラーの格付け等級比較

この範囲内にない色のダイヤを『ファンシーカラーダイヤモンド』といいます。
『ファンシーカラー』といってもそれはそれはたくさんの色があります。
たとえば、黒、青、緑、紫、オレンジ、白、灰色、茶色、黄色、そして中間色のブルーライトグリーン、パープルピンクなど書ききれないほどです。
色の価値的には、いずれのカラーも等しいわけではなく、ピンクやブルーが希少価値の高いダイヤとなっております。

ピンクダイヤモンドといえば「ピンクスター」

2年ほど前になりますが、ピンクダイヤモンドで話題をさらったのが、香港で開かれたオークションです。「ピンクスター」と呼ばれる大型のピンクダイヤモンドが史上最高額となる7,120万ドル(約79億円)で落札されたからです。このピンクスターは、なんと59.6カラットもあります。この時点では過去競売にかけられたダイヤモンドの中でも最大級の大きさでした。なんだかとてつもないモンスター級のダイヤモンドですね・・・。

また、ピンクダイヤモンドといえば、2018年11月に行われたスイス・ジュネーブのオークションで、5,030万スイスフラン(約57億円)で落札されたニュースがありました。
このピンクダイヤモンドは、香港ピンクスターの59.6カラットとは違い、19カラットでこの落札額です。
なんとなんと1カラットあたり3億円です。この落札額は、ピンク・ダイヤモンドについたものとしては世界最高額とのことでした。

さてお次は黒いダイヤモンドについてです。

黒いダイヤモンドはアブナイ?

Pinned to ダイヤモンド on Pinterest ブラックオルロフダイヤモンド

さて黒ダイヤの話題です。黒ダイヤは、英語にすればそのものずばり、「black diamond(ブラックダイヤモンド)」です。

上の写真を見るまでもなく、ブラックですから、あまり美しいとかきらびやかなイメージは湧いてきませんですね。一般的に黒という色は、ブラックジョークやブラックユーモア、ブラックリスト、ブラック企業などで使われるように、ダーティーなイメージをいだいてしまいます。
そんな黒のイメージではありますが、知る人ぞ知る有名な黒ダイヤがあります。

それが、67.50カラットのクッションカット(上から見ると四角で角が取れたクッションの形に見える)されたブラックオルロフです。名称は、ロシア王女ナディア・ヴィジン – オルロフにちなんで名付けられたようです。
このブラックオルロフが有名なのは、かなりのカラット(重量)があるからだけでなく、「呪いのダイヤ」と呼ばれているほうで名をはせています。
呪いなんて聞くと不気味ですが、持ち主が次々と不幸にあったので、このように呼ばれているようです。

ブルーダイヤモンド

続いてブルーダイヤモンドについてのご紹介です。
ブルーダイヤモンドは、ファンシーカラーの中では、最も希少価値が高い色です。
競売関連のニュースでいえば、2016年5月にスイスのジュネーブで行われた競売にブルーダイヤモンドがありました。「オッペンハイマー・ブルー」と名付けられた大粒で希少なブルーダイヤモンドです。落札額としては、5683万7000スイスフラン(約63億4000万円)です。14.62カラットとのことですから、1カラットあたり4億3365万円にもなります。写真で見みますとても色鮮やかなブルーダイヤモンドです。

ブルーダイヤモンドにも呪いがある?

黒だけでなく、ブルーダイヤモンドでも伝説化した呪いのダイヤモンドがございます。
『ホープ・ダイヤモンド』と呼ばれておりますして、別称として、「フランスの青」、「王冠のブルーダイヤモンド」、「タベルニエ・ブルー」などがつけられています。
伝説のはじまりは今から374年も前に遡ります。西暦1645年にインドからヨーロッパに持ち込まれ、それ以来持ち主は不幸・不運に見まわれてきたいわくつきのものです。不幸のことなので詳細は省きますが、最後の持ち主はスミソニアン国立自然史博物館に寄贈し、現在もここに展示されています。

Pinned to ダイヤモンド on Pinterest ホープダイヤモンド - Wikipedia March 25, 2019 at 01:43PM

以上、ここまで無色透明などのダイヤモンドのカラーグレードについてと、ピンク、ブラック、ブルーとご紹介してまいりました。他にもご紹介したいファンシーカラーダイヤモンドはございますが、あまりにも長文になりますので、また別の機会に取りあげたいと思います。最後までお付き合いありがとうございました。