ダイヤモンドには、たくさんのカットがあります。その中で一番美しく輝くカットが、ラウンド・ブリリアントカットになります。
カットが施された面(ファセット)は全部で57あります。(キューレットが面取されていますと58面)
ラウンド・ブリリアントカットを歴史的に見ますと、1919年にベルギーの宝石職人・マルセル・トルコフスキーが、美しく輝くダイヤモンドというのはどんな形でどんな角度のものか計算して見つけたのがブリリアント・カットの形です。これが現在の形の元になっています。
それらの各面と各部位に名称がありますので図で分かりやすく説明いたします。
ラウンド・ブリリアントカットダイヤモンドの各面と各部位の名称
ラウンド・ブリリアントカットの部位の名称は、ガードルを挟んで上側を「クラウン」。下側を「パビリオン」と言います。下図でご確認ください。
そして各面には次の名称があります。
「クラウン部分のファセット」
- テーブル
- スター
- アッパーガードル
- ベゼル
「パビリオン部分のファセット」
- ローワーガードル
- パビリオン
- キュレーット
下の図でご確認ください。

ラウンド・ブリリアントカットを上(クラウン側)と下(パビリオン側)から見たときの面(ファセット)
ラウンド・ブリリアントカットのダイヤモンドを横から見ただけですと各ファセットの関係がわかりずらいと思いますので、上(テーブル面)と下(キューレート側)から見た各面の説明図をご覧ください。

ダイヤモンドの輝きはプロポーションが大きく関係する
ラウンド・ブリリアントカットのダイヤモンドが最大限に美しく輝くためには、プロポーションが大事です。
では、最大限輝きが美くなるプロポーションとは、どのようなプロポーションを理想としているのでしょうか。それが、下図の数値です。

プロポーションが悪いと光はどうなるのか
プロポーションがよくありませんと、ダイヤモンドに差し込んだ光は戻ってこずに、直下やパビリオン側などに抜けてしまいます。抜けてしまう分輝きが失われてしまうため、理想のプロポーションのダイヤモンドとは輝きが大きく違ってしまいます。
具体的に申しますと、パビリオンが深すぎる、または浅すぎるプロポーションでは、光は上に戻ってこないため輝きが悪いダイヤモンドとなってしまうのです。下図においては、深いプロポーションという表現ではわかりずらいため「厚い」、浅いは、扁平(へんぺい)と表記していいます。

値段が安いダイヤモンドというのは、研磨状態がよくない、透明度がよくない、プロポーションがよくない、カラーが薄い黄色など何らかしらの理由があります。
特にエタニティリングなどのダイヤモンド指輪はダイヤモンドが中心ですから、お値段が安いというのは、それなりのダイヤモンドが使われていると考えておくべきでしょう。
以上、ラウンド・ブリリアントカットが施されたダイヤモンドの各部位と各面の名称、理想のプロポーションの説明でした。
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エタニティ代表 兼ジュエリーデザイナー:桑原靖典