Heart & Cupid
・ハート&キューピッド
これは特殊な照明器材条件下でのみ観察する事が出来るラウンド・ブリリアント・カット独特の画像です。
ハート&キューピッドの名前の由来はパビリオン側に 8つ映し出されたハートパターンとクラウン側に8本見えるアロー(矢)パターンからそう呼ばれています。
このパターンの出現は、ある範囲のプロポーションとある水準以上のシンメトリーであればカット評価がEXCELLENTで無くても観察出来ます。あくまでも視覚的な対称性を伴った現象ですが、光学的に考えてもこのパターンが出現するダイヤモンドの光学的な対称性はかなり高いと言えます。
僅かなファセット研磨の差でも画像パターンに大きく影響を与えてしまう為に、ハート&キューピッドの判定には中央宝石研究所独自の様々な厳しい判定基準が設けられています。