ダイヤモンドの4Cとは?要チェック12の基礎知識

ダイヤの個性を表す指標 GIA(米国宝石学協会)の「4C」

出展 中央宝石研究所

4Cとは、GIA(米国宝石学協会)のダイヤモンドグレーディング基準のこと。こちらではダイヤモンドを選ぶときに知っておきたい基礎知識として、中央宝石研究所及びGIAのグレーディング基準について解説していきます。

・カラット(重量)
・カラー(色)
・クラリティ(透明度)
・カット(全体的な形のバランスと研磨の仕上げの状態)

これらダイヤモンドの個性を表す指標の英単語から頭文字の「C」をとって4Cと呼ばれています。
ただし、注意したい点は、ダイヤモンドの美しさは4Cのみでは決まらないという点です。

ちなみにエタニティでは、エタニティリングなどに使うメレダイヤなど鑑定書発行が難しいダイヤモンドも、中央宝石研究所及びGIAのグレーディング基準に沿って厳しく選定しています。

では、4Cの詳細について、中央宝石研究所のグレーディングレポート(鑑定書)と合わせてご案内します。
※エタニティでは、中央宝石研究所のみを採用しておりB級鑑定機関の取り扱いは一切ございません。

SHAPE

出展 中央宝石研究所

カット・形状(SHAPE & CUT)

《ラウンド・ブリリアント・カット》

丸型(ラウンド)で、クラウン側に33、パビリオン側に25、合計58のファセット(研磨された面)を持ったカットのこと。ダイヤモンドを最も美しく見せるかカットと言われています。

《ファンシーカットダイヤモンド》
オーバルやハートなど、ラウンド以外のいろいろな形のカットを総称してファンシーカットと呼びます。ファンシーカットには、一般的に以下のようなものがあります。

出展 中央宝石研究所

 

寸法(MEASUREMENT)

自動計測装置(ダイアメンション)を使い、ダイヤモンドのガードル径2ヶ所(最小値と最大値)と全体の深さを測定して、寸法として記載します。

出展 中央宝石研究所

GRADE-4C

出展 中央宝石研究所

カラット重量(CARAT WEIGHT)

カラットとはダイヤモンドの「重量」のことです。よく「大きさ」と混同されますが、重さのことですので間違わないようにしましょう。ダイヤモンドの場合、1カラットは0.2gです。

1カラット(ct)は、宝石の重量を表す用語です。精密な電子天秤を用いて小数点第3位(1/1000カラット)まで測定します。​同じカラットでも形状が違えば当然大きさは異なります。

カラットが大きいほど重量があり希少性は高まりますが、他の要素もあり重さだけでは価値は決まりません。
カラットの語源は、キャラティオンと呼ばれる「いなご豆」。その昔ダイヤの量を計る重りに使われていたこの豆が一粒0.2gだったことに由来しています。

カラー(色)の等級(COLOR GRADE)

ダイヤモンドの色調を格付け分類する指標がカラー評価です。一般には純粋無色が最高級「Dカラー」とし、以下E、F、G~Zまで23段階に分類評価します。

カラー評価の際にはマスターストーンを使います。このマスターストーンが比較対象となり、微妙な色調の違いを見分けるのです。

ちなみに、Zカラー以下のダイヤモンドやピンク、ブルーなどファンシーカラーと呼ばれるさまざまな色のダイヤモンドは、別の価値があるとして取り引きされています。

色起源(COLOR ORIGIN)

研磨済みのダイヤモンドを、10倍の拡大ルーペで専門家が検査。インクルージョン(包有鉱物)について以下を総合的に判断してクラリティーを評価します。

・インクルージョン(包有鉱物)の有無
・位置
・大きさ
・性質
・数
・色

クラリティーの最高位はフローレスです。肉眼でインクルージョンが見える13が最下位で、その間11段階に分類されます。

当然ながら、インクルージョンが少ないほどグレードは上がり、希少性も高まります。一般にSI以上のグレードの場合、インクルージョンは肉眼でとらえることができません。クラリティは自然の結晶が生んだ特徴であり、後天的についた傷とは別物です。

カットの等級(CUT GRADE)

4Cの中で、唯一人間の加工に関する評価指標がカットです。グレーディングレポートでは、プロポーション(形)とフィニッシュ(仕上げ)を基に総合的にカットの等級を決定します。等級は以下の5段階です。

・EXCELLENT(エクセレント)
・VERY GOOD(ベリーグッド)
・GOOD(グッド)
・FAIR(フェアー)
・POOR(プアー)

ダイヤモンドの輝きを最も発揮すると言われるラウンドブリリアントカットは、その他のカット(ファンシーカットと呼ばれる)とは別扱いになります。ラウンドブリリアントカットには、理想的なカットバランスが定義されていて、その基準から減点法で5段階に評価されます。

OTHERS

「カットの総合評価」「ポリッシュ(研磨状態)」「シンメトリー(対称性)」が全部最高位のExcellent(エクセレント)と評価された場合、そのダイヤモンドは「トリプルエクセレント(3EX)」と評価されます。3EXとは、最高位のダイヤモンドを指す言葉なのです。

研磨状態(POLISH)

ダイヤモンドのファセット(研磨された面)の研磨状態に対する評価で、以下の5段階あります。

・EXCELLENT(エクセレント)
・VERY GOOD(ベリーグッド)
・GOOD(グッド)
・FAIR(フェアー)
・POOR(プアー)

対称性(SYMMETRY)

対称性とは、ダイヤモンドのファセット(研磨された面)の位置やバランスの評価で、以下の5段階に等級付けされます。

・EXCELLENT(エクセレント)
・VERY GOOD(ベリーグッド)
・GOOD(グッド)
・FAIR(フェアー)
・POOR(プアー)

対称性の良いダイヤモンドは美しく輝くため、美しさを表す指標の一つとなっています。

蛍光性(FLUORESCENCE)

ダイヤモンドは、一般的に紫外線を当てると石によってはさまざまな蛍光を発します。ここでは、その蛍光の色調や強さを記載します。品質とは無関係の指標です。

番号

出展 中央宝石研究所

レポート番号(NUMBER)

中央宝石研究所発行のグレーディングレポートの右上にはレポート毎に番号が記載されています。これをレポート番号と呼びます。
※発行日はレポート右下隅に月・日・西暦(2桁)の順に記載

PROPORTIONS

出展 中央宝石研究所

テーブル径(TABLE SIZE)

出展 中央宝石研究所

テーブルの角から対角線上の角までを4ヶ所ピックアップして測り、その最大値をガードルの平均直径で割り、小数点第1位を四捨五入したものがテーブル径です。%表示の値として表現されます。中央宝石研究所では、自動計測装置(ダイアメンション)を使用して算出しています。

ガードル厚(GIRDLE THICKNESS)

クラウン部とパビリオンを分けている部分をガードルと呼びます。ガードルは、ダイヤモンドを保護するために必要なもので、厚さの度合いにより以下の用語で表現されます。

・EXTREMELY THIN(極端に薄い)
・VERY THIN(非常に薄い)
・THIN(薄い)
・MEDIUM(中位)
・SLIGHTLY THICK(やや厚い)
・THICK(厚い)
・VERY THICK(非常に厚い)
・EXTREMELY THICK(極端に厚い)

全体の深さ(TOTAL DEPTH)

全体の深さとは、テーブルからキューレットまでの深さを平均直径で割り、小数点第2位を四捨五入して%表示した値です。中央宝石研究所では、自動計測装置(ダイアメンション)を使用して算出しております。

キューレット・サイズ(CULET SIZE)

キューレット・サイズとは、ダイヤモンドのパビリオン部の先端(キューレット)のサイズを指し、段階ごとに言葉で表現されます。

・NONE(なし)
・VERY SMALL(非常に小さい)
・SMALL(小さい)
・MEDIUM(中位)
・SLIGHTLY LARGE(やや大きい)
・LARGE(大きい)
・VERY LARGE(非常に大きい) ・EXTREMELY LARGE(極端に大きい)
・CHIPPED CULET(欠けたキューレット)
・ABRADED CULET(摩耗したキューレット)

まとめ

 

こうした厳しい基準をもって評価されるダイヤモンド。しかし冒頭でもお伝えしましたが、不思議なことに、4Cという基準値が優れたダイヤモンドだけが美しいわけではありません。肉眼で見ただけも、何か心に訴えかけてくる力を感じるダイヤモンドがあるから不思議です。そこが宝石の魅力かも知れませんね。
できましたら、いくつかのダイヤを直に見比べていただき、これという1石を、あなたにも選んでいただきたいものです。